2025.05.13 アルバック、7~3月連結は増収減益

 アルバックの2025年6月期第3四半期(24年7月~25年3月)連結決算は売上高が増加したものの、最終利益は微減となった。

 主力の真空機器事業の売上高は前年同期比0.3%減の1500億円、営業利益は同0.8%%減の177億円。半導体および電子部品製造装置は日本・中国のパワーデバイス投資の反動減により、受注高は前年同期を下回ったが、半導体の寄与などで売上高は前年同期を上回った。ディスプレー・エネルギー関連製造装置やコンポーネントも増収だったが、一般産業用装置は高機能磁石製造装置の需要が弱含み、受注高、売上高ともに前年同期を下回った。

 真空応用事業は売上高が同8.6%増の376億円、営業利益は同20.9%増の29億円となった。

 EV(電気自動車)関連ビジネスの鈍化など外部環境を踏まえ、通期連結業績予想を下方修正した。