2025.05.21 【次世代自動車用部品特集】ケル 高速通信対応基板対基板コネクター、PCIe5.0相当に対応
耐振動140度耐熱タイプフローティングコネクタ
ケルは自動車の技術進化に向け、「高速通信・高耐熱・耐振動」をテーマとした製品開発を強化している。同社は、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」に出展し、自動車の駆動系および制御系の各種アプリケーションに向けた製品提案を行う。
制御系の新規コンセプト品では、開発中の「PCIe5.0相当高速通信対応基板対基板コネクタ」を紹介する。統合ECUやHPC向けに開発を進めている製品で、PCIe5.0相当の高速通信に対応、最大80Aの電源を供給可能。フローティング量プラスマイナス1.2ミリメートル。MAX140極。125度耐熱。
駆動系の新規コンセプト品では、パワートレイン系のDC-DCコンバーターやインバーター、OBC、電動パワーステアリング向けに開発中の「耐振動140度耐熱タイプフローティングコネクタ」を紹介する。
既存フローティングコネクターは、「DYシリーズ」「DTシリーズ」、電源端子付き「DT-Eシリーズ」、シェル付きタイプ「DT-Sシリーズ」、高さ30ミリメートルMaxの「DT-FSシリーズ」、125度耐熱タイプ「DT12/13シリーズ」などを紹介する。
細線同軸ケーブル用コネクター「ASLSシリーズ」は業界最小クラスの基板占有面積で基板の省スペース化を実現し、フリップダウンモニターでの使用が可能。