富士通ゼネラルは、高い省エネ性と清潔が特長の主力ルームエアコン「ノクリア」2025年モデルで、多様なニーズに応えていく。フラッグシップのXシリーズと上位機のZシリーズは常に部屋を快適な温湿度に保つ機能が充実。ミドルクラスのW／Lシリーズは高い省エネ性能を確保するとともに業界で初めて送風路パネルを外して水洗いできるようにした。掃除も簡単にでき、常にきれいな空質環境がつくれる。

　XとZシリーズは年間を通じて室内を快適な環境にするための気流制御が特長だ。特にXシリーズは温度と速さの違う2種類の気流を制御し、常に部屋中を心地よく保つ。X／Zシリーズともに冷房運転中は設定温度に到達する前に「再熱除湿」制御に切り替え、温度を保ちながら蒸し暑さを抑える。

　W／Lシリーズは省エネ性と清潔性を前面に出す。特に省エネでは6畳から23畳までの全機種で27年度省エネ基準を100％達成した。さらに人の動きを検知するセンサーで生活に合わせた省エネ運転ができる。室内機のメンテナンス性も大幅に高め、汚れのたまりやすい吹き出し口の上下風向板と左右風向板に加え、業界で初めて送風路パネルまで取り外して水洗いできるようにした。

　ノクリアシリーズは清潔機能も特長だ。上位機に熱交換器加熱除菌、カビ抑制タイマー、フィルター自動お掃除の三つの清掃をエアコン自身が自動で判断して行う「まるごとクリーンタイマー」を搭載している。これまではXとZシリーズのみだったが、Wシリーズにも搭載した。

　W／Lシリーズは室内機のデザインも刷新した。奥行きを薄くし丸みを帯びた滑らかな形状を採用し圧迫感をなくした。

　あわせて工事の施工性を大幅に高めた。室内機の端子台の位置を見直し、買い替え時に発生する隠ぺい配管の配線の長さ不足を解消。エアコン設置で繁忙期を迎える電器店にとっては、作業負荷を軽減でき効率よく設置工事ができる。