2025.07.23 【電波時評】対策が始まった「ダークパターン」

 消費者を特定の意思決定に誘導するウェブサイトの表示やデザインを「ダークパターン」と呼ぶ。OECDやEUは「消費者の自主性、意思決定や選択を覆す、または損なうもの」「消費者にとって最善の利益ではない選択をさせるよう誘導、欺まん、強制、または操作するデジタルインターフェースにおける慣行」とし、各国で対策が進む。

 消費者庁の資料には海外の事例として、▽通販サイトの会員から退会するのに、アプリ操作で計9回のタップが必要▽個人情報を第...  (つづく)