2025.07.28 マクニカHDの4~6月連結 売上高10%増
マクニカホールディングス(HD)の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比9.9%増の2816億1300万円。営業利益は同32.0%減の81億9800万円、純利益は同36.6%減の50億9100万円となった。
集積回路及び電子デバイスその他事業(半導体事業)の売上高は同9.7%増の2399億7400万円、営業利益は同54.5%減の39億5500万円。人工知能(AI)向けの高性能サーバーなどが国内外で需要増。車載も市場自体は停滞しているものの商流移管が進んだ。産機は在庫調整が長引き、工場自動化(FA)機器や工業用ロボット、半導体製造装置や医療機器など幅広い市場で調整局面だった。
サイバーセキュリティ事業の売上高は同10.8%増の416億9300万円、営業利益は同26.1%増の42億4200万円。国内大手企業向けに末端の機器を保護するエンドポイントセキュリティー関連商品が堅調に推移した。クラウドセキュリティーゲートウェイ関連商品や、クラウド上で統合したセキュリティーやネットワークサービスを提供するSASE関連商品も伸長。加えて東南アジア地域を中心に海外でも順調だった。
通期連結業績予想は据え置いた。