2025.07.29 TEDの4~6月連結 20%減収・営業益66%減

 東京エレクトロンデバイス(TED)の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比20.3%減の451億3600万円、営業利益が同65.8%減の14億5500万円、経常利益が同52.5%減の17億1500万円、純利益が同51.2%減の12億1700万円となった。

 顧客サイドの在庫調整局面が持続。中国市場停滞の長期化も響き、半導体および電子デバイス事業が低調だった。

 事業別の業績は、半導体および電子デバイス事業の売上高が同24.0%減の363億9400万円、セグメント利益が同90.8%減の2億2700万円。産業機器向け半導体製品を中心に販売が減少した。

 コンピューターシステム関連事業の売上高は横ばいの87億4100万円、セグメント利益は同29.0%増の14億8800万円。セキュリティー関連製品が好調。保守・監視サービス需要拡大の影響も受けた。

 通期の業績予想に変更はなく、売上高で前期比7.6%減の2000億円、経常利益で同12.4%減の100億円、純利益で同21.1%減の70億円を見込む。