2025.07.29 アドバンテストの4~6月連結 売上高など過去最高
アドバンテストの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比90.1%増の2637億7600万円、営業利益が同295.7%増の1239億5200万円、四半期利益が同277.7%増の901億8000万円となった。
AI(人工知能)関連の高性能半導体向けテスター需要が拡大。売上高、営業利益、当期利益は四半期ベースで過去最高を記録した。
事業別の業績は、テストシステム事業部門が同105.1%増の2406億円、セグメント利益が同260.3%増の1269億円。高性能SoC(システム・オン・チップ)半導体向けテスターの売り上げが大幅に増加。メモリーテスターでもHBM(広帯域幅メモリー)をはじめとした高性能DRAM向け製品の販売が堅調だった。
サービス他部門の売上高は同8.3%増の232億円、セグメント利益が同781.4%増の27億円。製品の設置台数の増加に伴い、サポート・サービスの需要が高水準に推移した。
高水準なテスター需要の増加を踏まえ、通期の業績予想を上方修正。売上高で前期比7.1%増の8350億円、営業利益で同31.5%増の3000億円、当期利益で同37.4%増の2215億円を見込む。