2025.07.31 スミダコーポの1~6月連結 減収・純利益3.4倍

 スミダコーポレーションの2025年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、売上高が前年同期比2.6%減の717億7000万円、営業利益同44.2%増の33億6400万円、税引前利益同196.6%増の21億7400万円、純利益同243.0%増の16億6700万円となった。

 市場別売上高は、車載関連は、中国における現地メーカーの著しい伸長および欧州系メーカーの停滞などがあり、欧州系メーカー向け製品の需要が低迷したため、同5.4%減の429億8200万円。インダストリー関連は、米欧のEV(電気自動車)シフトにブレーキがかかる中で、欧州におけるxEV(電動車)向け急速充電インフラ関連などの需要が減少した。また、太陽光発電関連の投資抑制の動きも顕著だったことから、同0.8%減の180億7600万円。

 家電関連は、一部顧客との間で受注数減少に対し同社グループが補償を受けることに合意したことによる一過性要因の増収が寄与したほか、生成AI(人工知能)搭載モデルの販売開始もあり、同7.3%増の101億1200万円。

 通期連結業績は従来予想を据え置いた。