2025.08.01 丸文の4~6月連結 減収増益
丸文の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比1・8%減の498億8400万円、営業利益が同72・4%減の7億5700万円、経常利益が同85・0%増の12億3500万円、純利益が同26・1%増の6億2500万円となった。
売り上げの減少に加え、円高進行に伴う売上総利益の押し下げにより営業減益。その一方、為替差益で10億1800万円を計上し、経常利益と純利益は増益となった。
セグメント別の売上高は、デバイス事業が同4・8%減の386億7100万円。民生機器向け半導体の需要は増加したが、産業機器向け、医療・ヘルスケア向けの需要が減少した。
システム事業は同11・0%増の108億5800万円。防衛・宇宙関連市場の拡大を背景に航空宇宙機器分野が伸長。医用機器分野の需要も堅調に推移した。
アントレプレナ事業は同9・1%減の3億5400万円。通信インフラ向け時刻同期システムの需要減により減収。営業活動強化や自社開発サービスの拡充に伴う販管費の増加により経常損失を計上している。
通期の連結業績は減収減益を予想する。