日本電波工業は29日、新企業理念「波動で未来を科学する」を策定したと発表した。快適で安心・安全な未来社会の実現と世界の平和への貢献を目指す。

　新たに策定した企業理念体系では、「企業理念（存在意義）」を中軸に据え、その使命の実行を推進するための経営指針「4つの誓い」と社員の行動指針「4つの志」によって、山積する社会課題に向き合っていく姿勢を表現していく。創業時から願い続ける社会の繁栄、世界の平和に貢献すべく、求められる価値を創造し続けていく。

　同社は2022年に長期経営戦略「Vision2030」を策定し、「売上高1000億円・営業利益率20％以上」という目標を掲げた。この目標達成に向けて、事業ポートフォリオの精査、利益構造の見直し、人材育成やDX（デジタルトランスフォーメーション）への先行投資、新規事業の創出といった取り組みを実行している。加えて、これらの施策を持続的に推進するためには、強靭な企業体質の構築が不可欠と考えてきた。

　Vision2030で掲げた目標達成と、その先の未来に向けて、社員一人ひとりが意識を変革し、さらなる可能性へ挑戦し続けていくため、今回、新たな企業理念の策定を行った。