2025.10.21 エアコン冷房、10月は異例の利用率 パナソニック調べ

 記録的な猛暑が続いた今年の夏は、終わりも遅かった。10月に入っても真夏日が記録されるなど「スーパー残暑」に見舞われたなかで、エアコンが大活躍したようだ。

 パナソニックは、同社製エアコン「エオリア」ユーザーのデータに基づき、10月1日から16日までのエアコン冷房利用率を調べ、結果を発表した。

 これによると、平年と比べ”異様”に高い割合になった。なかでも、10月5日から9日にかけては全国的に気温が上昇し、冷房利用率が40%前後に達する日も。

 平年ならば10~20%台の利用率にとどまっているが、季節外れの暑さで平年を大きく上回った。
10月中旬以降は、ようやく秋の気配が強まり、朝晩を中心に肌寒さを感じる日も増え、冷房需要は落ち着きを見せつつある。

 一方、これからは暖房への切り替えが進む時期を迎える。冷房の利用時間が増え、電気代高騰のなか経済的負担を感じたユーザーは多く、暖房控えも懸念される。

 室内外の温度差は冬場の方が大きいため、冷房運転と比べ暖房運転の方が電力消費は多い。節電意識が高まるなか、厚着でしのぐなどエアコン利用を控えたいと考えるユーザーも多いという。

 同社では快適かつ省エネの冬を迎えてもらうべく、”ガマンしない効率的なエアコン利用法”をWebサイトで公開するなど、啓発活動にも力を入れている。