2025.10.24 AMDがワークステーション向け新GPU DC並みの処理をデスクトップで

 米AMDはワークステーション向けGPU(画像処理半導体)の新製品を発表した。LinuxやWindows環境でAIモデルの学習や実行が行える点で拡張性に優れる。27日から希望小売価格1299ドルで店頭販売する。

 今回発表した新製品は「Radeon AI PRO R9700」。同社最新のGPUアーキテクチャー「RDNA4」を採用。GPU向けのDRAM規格GDDRの第6世代で32GBを搭載。通信ではPCIe規格の第5世代に対応し、高速通信を実現する。

 開発環境では同社が提供するオープンソース「ROCm」のサポートが得られる。これにより、計算負荷の高いワークフローを高速化し、データセンター並みの効率性をデスクトップ環境で実行できるという。

 用途には、開発者や研究者、クリエーターによる人工知能(AI)モデルの実行を想定する。