2025.10.27 【東海北陸地区特集】三菱電機 暮らしと設備向上へIoT活用

Good Share!のデモ実演

 三菱電機は9月、名古屋市港区のポートメッセなごやで暮らしと設備のソリューション展を開催した。取引先を招待し、IoTを活用した省エネや働き方改革、省人化といった社会課題の解決策を提案した。

 展示の柱は「近未来のスマートオフィス」「IoTホームソリューション」「キッチンソリューション」。

 個人向けのゾーンでは最新のルームエアコンや冷蔵庫、IHクッキングヒーター、食洗機、炊飯器、掃除機、エコキュート、換気扇、ロスナイなどを展示。デモ実演を交えながら機能や使い方を説明した。

 展示の目玉は、省エネ大賞を受賞した三菱電機ホームソリューション マルチエリア空調「Good Share!(グッシェア)」と、ルームエアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」。グッシェアは、エアコンで整えたリビングの空気を、玄関や脱衣所、ランドリールーム、ウオークインクローゼットなど、冷暖房が置けないような空間に送風するシステム。シンプルな機器構成でありつつ気象情報に基づく自然エネルギーを活用し、快適性と省コストを両立。快適な環境を年間を通じて提供する。

 霧ヶ峰の新製品は、独自のアルゴリズムを改良することで不在時の消費電力量の削減率を約18.9%まで引き上げた。

 企業向けのゾーンでは、業務用の空調・換気機器やLED照明、業務用エコキュートなどを用意した。

 目を引いたのはスマートオフィスのデモ展示だ。人の位置情報検知サービスやセンシング技術を用いて人の行動や照明や空調が連動し、省エネ、快適性を両立させる。