2025.12.16 TCLが日本向け新型エアコン投入、ブランドアンバサダーにスノボ・平野歩夢選手起用
ブランドアンバサダーに就任した平野選手(中央右)と蒋代表取締役(中央左)、久保田本部長(左)、杉原部長
中国TCLは15日、日本限定モデルのルームエアコンを2026年1月下旬に発売すると発表した。日本市場での家電展開を加速させる狙いで、ブランドアンバサダーにはスノーボードの平野歩夢選手を起用。日本でのブランド認知の拡大を図る。
エアコンの新製品は6畳用(2.2kW)、8畳用(2.5kW)、10畳用(2.8kW)、14畳用(4.0kW)の4モデルを用意。全モデルで27年度から施行される新たな省エネ基準を達成している。
AI(人工知能)が温度変化を先読みし、運転を自動で最適化する「AI節電」を搭載。過度な除湿や温度ムラを防ぎ、快適さを保ちながら無理なく節電につなげることが可能だ。
風の心地よさにもこだわり、風をやわらげてそよ風のような心地よさも提供する。上下左右の自動スイングに対応し、部屋全体に風を届ける。
室内を快適な温度に保つ「室温パトロール機能」も備える。過度な室内の暑さ・寒さを感知するとエアコンが自動で起動し、冷房・暖房の切り替えを行う。TCL JAPAN ELECTRONICS営業部の杉原俊裕部長は「小さな子どもや高齢者がいる家庭でも安心して使用できる」と説明する。
日本各地の気候に対応するため、-15℃から55℃の幅広い温度域での運転を実現した。
エアコン発売と合わせて、ブランド認知の拡大を目指し、アンバサダーにスノーボードの平野選手を起用。TCL JAPAN ELECTRONICSマーケティング戦略本部の久保田篤本部長は、「平野選手の世界を舞台に戦い、挑戦し続ける姿がTCLと重なった」と話す。
同社は、平野選手が登場するテレビCMを16日から放映し、ブランド訴求に取り組む。26年2月に開催される「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」の期間は、CMの放映エリアを拡大する。アンバサダーに任命された平野選手は「オリンピック前のタイミングでTCLと一緒に五輪に向けて歩んでいけることを光栄に思う」と感想を述べた。
TCL JAPAN ELECTRONICSの蒋賛代表取締役は「インテリジェントで健康的なライフスタイルの提供を目指す」と話した。
TCLは、世界各国・地域に20の製造拠点を構えており、製品の生産から販売までを世界中で一貫して行うグローバル企業。主力のテレビ事業では、世界販売台数2位の実績を誇る。










