2025.12.18 白物家電国内出荷、3カ月連続プラス 11月、エアコンや空清が好調 JEMA

 日本電機工業会(JEMA)が発表した2025年11月の白物家電の国内出荷金額は、前年同月比0.4%増の2061億円と3カ月連続のプラスとなった。ルームエアコンは3カ月連続のプラスとなった一方、冷蔵庫と洗濯機は2カ月連続のマイナスで振るわなかった。インフルエンザ流行の影響で空気清浄機は3カ月連続の2桁増となった。

 製品出荷別では、エアコンが前年同月比1.5%増の53万2000台で3カ月連続のプラス。11月単月としては過去3番目の出荷数量だった。金額は同5.3%増の550億4200万円。

 冷蔵庫は同8.1%増の25万3000台で3カ月連続のプラス。401L以上の大型タイプは同8.3%減の10万9000台で2カ月連続のマイナスとなった。金額は同5.2%減の283億5000万円で2カ月連続のマイナスだった。

 洗濯機は同7.0%増の34万6000台で3カ月連続のプラスとなった。ドラム式洗濯乾燥機は同5.3%増の8万6000台で4カ月連続のプラス。一方、全体の金額は同4.8%減の323億7500万円で2カ月連続のマイナスとなり振るわなかった。

 掃除機は同3.9%増の50万9000台で4カ月連続のプラスとなった。スティック型掃除機は同8.3%増の37万4000台で5カ月連続のプラスに。全体の金額も同8.6%増の143億7200万円と好調に推移した。

 調理家電では、電子レンジが同1.7%増の26万7000台で5カ月連続のプラス。単機能レンジは同5.3%増の9万8000台で2カ月ぶりのプラスとなった。金額は同1.2%増の82億6000万円だった。

 炊飯器は同1.9%増の37万5000台で2カ月連続のプラスとなった。一方で、IH式は同0.3%減の28万1000台で2カ月ぶりのマイナスに。金額は2.4%増の93億4600万円だった。

 IHクッキングヒーターは同1.9%減の5万5000台で5カ月連続のマイナス。2口以上ビルトイン型は同1.7%減の5万3000台で3カ月連続のマイナスだった。金額も同5.3%減の69億3300万円と苦戦した。

 空気清浄機は、台数が同24.0%増の20万7000台で、金額が同23.3%増の70億4700万円と好調に推移。3カ月連続の2桁増となった。

 理美容家電は苦戦し、電気シェーバー、ヘアドライヤー、電動歯ブラシは数量金額ともに前年同月比減となった。

 そのほか、ホットプレートやジャーポット、食器洗い乾燥機、加湿器は数量金額ともに前年を上回った。