2025.12.25 4合炊き炊飯器、来年1月に発売 小容量タイプの最高級 象印

高出力化を図った圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」NW-UU07

4つの底IHヒーターのイメージ 
4つの底IHヒーターのイメージ 

 象印マホービンは、4ブロックに分割した底IHヒーターの出力を上げた4合炊き圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」NW-UU07(税込み13万2000円前後)を2026 年1月21日に発売する。

 0.5合から炊ける小容量タイプとしては最高級の炊飯器で、IHヒーターを従来の1100Wから1200Wへ高出力化した。大火力により、さらにふっくらと粒感を引き立たせ、甘みが増すごはんに炊き上げる。

 UU07は、かまどの激しい炎のゆらぎを再現し、特許も取得している「炎舞炊き」を搭載。底IHヒーターを4ブロックに分けて独立制御し、対角線上にある2つのヒーターを同時加熱するローテーションIH構造を採用する。

 この構造により部分的な集中加熱が可能となり、釜内に大火力による激しい対流が発生し、お米が強くかきまぜられることで、おいしく炊き上げられる。

 IHヒーターの高出力化に加え、新たにごはんをすぐ食べたい人におすすめの「特急」メニューを搭載した。「急速」メニューより早い、約16分(白米を1合で炊いた場合)で炊きあげられる。

 白米・無洗米を0.5合~3合まで炊ける。白米は約14分~23分、無洗米は約15分~24分で炊ける。
標準の5.5合モデルに搭載している、おいしくて健康的な「粒立ちがゆ」メニューも新たに採用した。

 療養食にとどまらず、昨今、健康志向が高い人を中心に人気が高まっているメニューに対応した。
通常の「おかゆ」メニューも搭載する。「粒立ちがゆ」メニューは、さらっとしていてお米の粒感を楽しめる、おいしく健康的なメニューとなる。

 メンテナンス性にも配慮し、毎回洗うのは「内ぶた」「内釜」の2点で済む。また内ぶたも食器洗い乾燥機対応とし、さらに手入れ性が向上した。

 「立つしゃもじ&計量カップ」は、環境に配慮したバイオマスプラスチック素材Prasusを採用した。

 このほか、IH と相性が良く蓄熱性と発熱効率が高い鉄素材を、熱伝導率の高いアルミ層と、耐久性に優れたステンレス層の間に組み込んだ「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」を採用。

 内釜のふち部分は特に厚くし、「炎舞炊き」の熱が外に逃げるのを抑え、大火力の熱を効率よくお米に伝える。家族好みの食感に炊き上げる、81通りの「わが家炊き」メニューも搭載する。

 食感をしゃっきりからもちもちまで、好みに合わせ7通りに炊き分ける「炊き分け圧力」や、高圧力(1.3気圧)をかけ水分を閉じ込め、レンジで解凍してもパサつきやベタつきを抑える「冷凍ごはん」メニュー、食べやすくおいしく炊ける「雑穀米炊き分け3コース」など多彩な炊飯メニューが充実する。

 30時間おいしく保温できる「うるつや保温」も搭載する。本体カラーは黒、白2色をそろえる。

 米価高騰の中でもおいしいごはんを食べたいとするニーズは根強く、炎舞炊きシリーズ全体では25年9月に累計100万台出荷(18年~25年)を達成、支持するユーザーは多い。新製品は高齢2人世帯や単身世帯に提案し、おいしさ志向に応える一品として訴求していく。