2026.02.09 【コネクター総合特集】SMK CS事業を全社的な重点注力領域に位置付け

FB-12シリーズFB-12シリーズ

 SMKは、CS(コネクションシステム)事業を全社的な重点注力領域に位置付け、経営資源投下を強化している。CS事業では、情報通信市場や車載市場を柱としつつ、アミューズメント市場や産機市場への展開も強化。積極的な新製品開発を推進し、2年後、3年後に向けた受注活動に注力する。

 同社は2024年4月の組織改革で、事業部と営業を一体化した製販一体体制に組織変更した。営業から生産までの方針を一元化し、戦略策定から実行までを迅速化し、既存事業拡大と新規事業創出を実現する。CS専門の営業部隊となることで、営業担当者の専門性をより高め、受注拡大につなげている。

 同事業部では、今後も中期経営計画に沿って持続的な成長を図る。顧客の課題解決に向けた最適な提案を行うことでビジネスを伸ばしていく。車載を中心に、再エネ関連などでのビジネス開拓も進める。AI(人工知能)データセンター(DC)向けも国内外で積極的なアプローチを進めており、DC向けは製造工程の組み立て効率の改善や、接続の信頼性向上につながる製品の提案などが顧客から評価されている。

 スマートフォン向けは、顧客ニーズに合わせ、電流容量15Aの急速充電用基板対FPCコネクター「FB-12シリーズ」を市場投入した。電源端子部の定格電流15Aに対応し、同社従来製品の約2倍の電流容量を実現。同時に嵌かん合ごう高さ0.6mm、外形寸法1.9×4.4mmとコンパクト化を追求し、基板占有面積は従来品比約16%削減した。モバイル端末のバッテリー大容量化や急速充電のためのコネクターの小型・薄型・大電流化の要求に対応する。スマホの高速伝送技術の高度化に向けた提案にも力を入れている。

 車載は、E-Bike向けの拡販も国内外で継続的に進める。

 市場別では、インドの二輪/四輪車市場への展開を強化し、受注拡大への活動を加速させる。このため、インド販売拠点を今年2月に開設する予定。