2026.02.27 タワー・セミコンダクターと英企業、光回路スイッチ量産へ共同歩調

両社は光回路スイッチの共同生産で提携した

 イスラエルのタワー・セミコンダクターと、AI(人工知能)データセンター(AIDC)向けフォトニクス技術企業の英セイリエンス・ラブズ(Salience Labs)は、フォトニックIC(PIC)を搭載した光回路スイッチ(OCS)の共同生産で提携した。

 タワー・セミコンダクターは、アナログ半導体の有力ファウンドリーメーカーとして知られている。

 両社はこれまで、OCSの共同開発を進めてきた。今回の合意により、生産段階にまで提携を一歩進めることになる。今回の提携では、タワー・セミコンダクターのIII-V族レーザー搭載のシリコン・フォトニクス製造プラットフォーム「PH18DA」や、低損失窒化導波路搭載のプラットフォーム「TPS45PH」などが活用され、セイリエンス開発のPICベースのOCSを生産する。

 AIDCの分野では、AI処理の高速化や消費電力の削減が求められ、光技術を使ったスイッチングや信号処理が重要になっている。このため両社は、AIDC向け半導体の供給能力を強化した。完全な量産段階ではないが、一定規模の量の生産体制の構築を進めることになった。

 タワー・セミコンダクターのRF事業部門エド・プライスラー副社長は「セイリエンスのPIC技術をAIインフラに応用することで、シリコン・フォトニクスを使った光スイッチング回路の産業化が可能になる」としている。