2026.03.25 カシオが「漆塗り」施した電卓発売 世界650台の限定生産

漆塗りを施した電卓のS100X-JC1-U

特別使用のパッケージも用意した特別使用のパッケージも用意した

 カシオ計算機は、日本の伝統工芸の漆塗り技術を施した電卓「S100X-JC1-U」を4月9日に発売すると発表した。老舗越前漆器メーカーの熟練技師が1台ずつ手作業で漆を塗った製品で、世界限定650台の生産となる。

 S100X-JC1-Uは、同社電卓のフラグシップモデル「S100X」をベースに、日本の伝統工芸を代表する漆塗りをかけ合わせた特別モデルだ。長い歴史を持つ日本の漆文化と融合させることで、所有時の特別感を感じさせ、長く使用できる製品を目指した。

 漆塗りを仕上げるのは、1930年創業の老舗越前漆器メーカー「山久漆工」(福井県鯖江市)の熟練技師。1台ずつ手作業で塗装が施され、天然漆100%の深く濃い艶や高級感が特長だ。

 漆の木から採取した天然の樹液を濾過し、不純物を取り除いた「生漆」を原料に使用。アルミニウムの合金ボディーに、漆塗りの仕上げ方の一つである「溜塗(ためぬり)」を施し、赤色の下地に半透明な飴色の漆を重ねることで、深みのある赤茶色やえんじ色を実現した。

 ベースとなる電卓「S100」シリーズは、同社で唯一の山形カシオでの国内生産電卓となる。液晶は低反射・高コントラストで、さまざまな光源下でも数字を鮮明に表示する。液晶の文字色には、万年筆のインクをイメージした上品な紺色を採用した。

 今回、特別使用のパッケージも用意した。芯材を用いた箱に、伝統的な金模様をあしらい、同社のロゴには金箔押しを実施。日本の美意識を感じさせるデザインで、より特別感が感じられる。

 S100X-JC1-Uの希望小売価格は9万9000円(税込み)。