2026.04.13 カナダのエネルギー・天然資源省、充電設備のプロジェクトを推進 1600基の設置計画を承認

充電器の整備を急ぐカナダ(写真はElectrify CanadaのHPから)

エネルギー・天然資源相のティム・ホジソン氏エネルギー・天然資源相のティム・ホジソン氏

 カナダのエネルギー・天然資源省は、電動化戦略「Auto Strategy(自動車戦略)」を推進する取り組みの一環として、1060万カナダドル(約12億2,000万円)を投じ、充電インフラの整備を進める計画を発表した。同計画では、14件のプロジェクトを対象に、約1600基の充電設備を設置する。クリーン交通分野の競争力強化と脱炭素化を一段と推進。同省は、Auto Strategyに充電整備を含めて総額で9700万ドルを投じる計画だ。

 今回の投資策は、4月8、9日にトロントで開催された展示会「EV &Charging Expo」で、カナダのエネルギー・天然資源省が公表した。投資の対象になる14件の充電プロジェクトの導入地域は、オンタリオやケベック、ブリティッシュコロンビア、プリンスエドワードアイランドなどの複数の州にまたがる。

 今回承認された案件のうち、比較的大規模なものとしては、グレータートロント空港公団による200~240Vの基礎インフラであるレベル2と、400~800Vの急速充電に対応するレベル3の充電装置262基の設置が挙げられる。さらに、不動産大手によるケベック州でのレベル2の充電設備981基の整備のほか、オンタリオ州中央部での急速充電器や、都市部・地方での公共向け充電インフラの設置などが含まれる。

 「Auto Strategy」では、総額9700万カナダドルがエネルギー・天然資源省に割り当てられている。今回発表された14件を含め、これまでに155件のクリーン交通関連プロジェクトに対して予算配分が行われてきた。このうち、8440万カナダドル、122プロジェクトが「ゼロエミッション車インフラ計画(ZEVIP)」の下で実施されており、全国で8000基以上の充電設備が設置される予定となっている。

 1060万加ドルとは別に電動化への啓発・推進キャンペーンとしてNPO団体「Plug’n Drive」の運動にも、110万カナダドルの予算が認められた。

 ティム・ホジソンエネルギー・天然資源相は「カナダのAuto Strategy 政策は多くの雇用をもたらすクリーン政策の一環で、毎月多くの充電器を設置することで、カナダ国民は自信をもってEV(電気自動車)を選ぶことができる」と、電動化政策について自信を示した。