2026.04.17 新世代の座席モニター「eXNeo」発表 パナソニック アビオニクス

AIXで最新の座席搭載モニターを発表するマッソン氏

 パナソニック アビオニクス(米国カリフォルニア州)は14日(ドイツ現地時間)、ハンブルクで開催中の「Aircraft Interiors Expo 2026」(AIX)で、新世代の座席モニターレトロフィットソリューション「eXNeo」を発表した。

 27年に提供開始予定のeXNeoは、従来のXシリーズの座席モニターを、既存システムを生かしながら更新する費用対効果の高いドロップイン(単純交換可能)型となっている。

 航空会社は、キャビン全体の大規模な改修や新しい座席への投資が不要で、既存の機内エンターテインメント(IFE)システムを最新にできる。

 従来型の機材でもAstrovaやConverixを搭載した新型機に匹敵し、スムーズな移行で一貫性のある、より利便性の高い機内体験を提供できる。

 認証取得にかかる労力を最小限に抑える座席改修を実現し、航空会社が運航停止時間を削減しながら、容易に導入できる利点がある。

 既存のハーネス(配線)や機器インターフェースを活用することができ、取り付けを簡素化し、コストも最小限に抑えられる。

 eXNeoは、同社最新の座席搭載型モニターとして、現在利用可能な最新世代のCPU、GPU技術を活用。ストレージとRAMも増強し、旧型Xシリーズモニターの最大8倍に達する。

 置き換えではなく補完するように設計され、ConverixやAstrovaとの互換性も備えている。これにより、次世代のアプリケーションやインタラクティブなコンテンツをサポートし、パフォーマンスと乗客エンゲージメントの大幅な向上につなげられる。

 航空会社は、新型システムと従来型システムのデジタルエンゲージメントやインターフェース統一が可能になる。

 eXNeoの追加機能には、先進的なBluetoothオーディオ機能や、最新のAndroidプラットフォームへの対応が含まれ、最新の機能、アプリ、ゲーム、サービスを提供できる。信頼性の向上とコンテンツの冗長性のため、仮想ストレージ、ローカルストレージも備える。

 同社で戦略担当を務めるシニア・ヴァイス・プレジデントのAndy Masson(アンディ・マッソン)氏は、「eXNeoは、実用的かつインパクトのある方法で従来システムに新世代の機能をもたらすことで、アップグレードを簡素化するソリューションを提供するという、当社の継続的な取り組みを反映している」と述べる。

 また、「顧客のデジタルエンゲージメントを強化し、キャビンへの投資寿命を延ばすとともに、乗客体験に改善をもたらし、将来性を提供するもの」(マッソン氏)とeXNeoを位置付けた。

 同社は、パナソニック コネクトのグループ会社で、機内エンターテインメントシステムやWi-Fiサービスで世界市場をけん引する。

 世界中で200社以上の大手航空会社が、同社の機内エンゲージメント、衛星Wi-Fi接続、デジタルサービスを航空機に導入している。