2026.04.21 フェローテック、再生ウエハー事業の生産能力増強のため、中国・合肥市に新工場を建設 再生ウエハーのリーディングカンパニー目指す

 フェローテックは20日、再生ウエハー事業での中国・合肥地区の新会社設立と設備投資(新工場建設)の実施、同時に再生ウエハー事業子会社の中国の安徽富楽徳長江半導体材料(CRSM、安徽省銅陵市)が第三者割当増資により連結子会社から持分法適用会社へ異動することを決議したと発表した。

 世界の半導体産業が成長を続ける中で、再生ウエハーは半導体製造前工程プロセスで大幅なコスト削減に役立つことから、重要性が増している。CSRMは、中国でのウエハー再生事業者のトップ企業で、2024年末には月産18万枚を達成するなど、生産能力面、技術面、市場カバー率などで優位性がある。しかしながら、再生ウエハー市場はますます供給不足の状況に陥っており、CRSMでも需要が生産能力を超えている。

 このため同社は、再生ウエハーの中国国産化推進と海外市場の開拓を目標に合肥市建設投資股份(合肥建投グループ)やその出資プラットフォームである合肥国有資本創業投資(合肥国投)とのCRSMの戦略的提携を通じて、生産能力の拡大を図ることとした。具体的には、合肥市に新会社を設立し、新工場(合肥工場)を建設するとともに、既存工場(銅陵工場)の能力増強を図る。

 今回の戦略的提携では、合肥国投や他のファンドからCRSMへの出資を受け入れる予定で、その結果、CRSMは同社子会社から持分法適用会社に異動する。合肥国投はCRSMの筆頭株主になる予定。

 設備投資計画は、総額20億元(約466億円)で、新工場の合肥工場に16億元(約373億円)、銅陵工場能力増強に4億元(約93億円)を充当する。

 新会社の社名は、「富楽徳長江(合肥)半導体材料」(安徽省合肥市)。資本金10億元(設立時の資本金は1億元)。新工場建屋総床面積は約8万平方㍍。今年5月に着工し、27年3月に建屋完成、27年12月の操業開始を予定する。