2026.05.01 TDK、経済産業省などが選出する「DX銘柄2026」に初選定 電子部品サプライヤーの選定は初めて

 TDKは、経済産業省、東京証券取引所、情報処理推進機構が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2026」に初選定された。約3800社の東証上場企業の中で、初めてDX銘柄に選定された電子部品サプライヤーとなった。

 「DX銘柄」は、デジタル技術を前提として、ビジネスモデルなどを抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていくDXに取り組む企業を選定するもの。同社は、デジタルソリューションズ本部や専任のAI(人工知能)グループを新たに設置し、システム主導型からソリューション主導型へのDXアプローチ変革を加速させていることなどが評価された。

 同社の選定内容の概要は、DX実現に向けた組織体制では、CDXO(チーフ・デジタル・トランスフォーメーション・オフィサー)を中心とした経営直下のデジタルソリューション本部を設置し、経営トップ主導で全社的なDX推進体制を構築し、長期ビジョン「TDK Transformation」を中核に据えた経営戦略とDX戦略の一体的な推進を実現している。AI活用では、エンタープライズグレードの生成AIプラットフォーム「TKK GenAI」を内製化。先駆的なエージェント型AI機能を社内展開することで、グローバルに業務構築化と新たな価値創出を推進しており、高度なサイバーセキュリティー対策、包括的なグローバルAIリテラシー研修により徹底された厳格なAIガバナンスポリシーを含む同社独自の基盤を構築している。

 情報開示では、代表取締役社長執行役員CEOが長期ビジョンを通じてGX(グリーントランスフォーメーション)・DXの重要性を明確に示している。また、学術的な基調講演、ビジネスフォーラム、グローバルな透明性と信頼性を高め、開示に対する先進的な姿勢を有している。企業価値貢献では、デジタルエコシステム全体へのAI実装のほか、新たなビジネス機会の創出、AI支援による新材料開発、革新的なデバイスの開発を通じた潜在的な成長能力の構築を通じて、同社の企業価値向上に積極的に貢献している。

 今年の「DX銘柄2026」では、計30社(うちDXグランプリ企業3社)が選定されている。