2026.07.27 【家電流通総合特集】電気製品認証協議会 IoT家電の安全使用に貢献
スマートフォンと連携可能なIoT家電が拡大している
電気製品認証協議会(SCEA)は、製造者、流通、消費者の各団体や認証機関など48団体と学識経験者で構成され、電気製品の安全性向上と第三者認証制度「Sマーク」の普及活動に取り組んでいる。拡大しているIoT家電などの安全な使用に向け、経済産業省のガイドラインに基づいたSマークへの運用基準の適用や周知に取り組んでいる。
Sマークは、製造事業者や輸入事業者が第三者認証を受けた電気製品に表示することができる安全マーク。製品試験や工場調査、初回ロット検査などを実施し、製品モデルごとの第三者認証を行う。Sマークの取得は消費者の安心につながりやすい。
近年、インターネットとつながり、より便利な遠隔操作や幅広い体験の提供を実現したIoT家電が拡大している。一方で、従来の家電製品の使用上では想定できなかった新たな事故のリスクも考慮しなければならない。
ヒーターやエアコンでは、外出先からの運転のオン・オフ操作により、火事や熱中症を引き起こす危険性があるなど、家庭内に人がいない状態で操作することで、重大な事故を引き起こすリスクがある。インターネットと接続しているため、サイバー攻撃を受ける危険性も少なくない。
経済産業省は、電気製品の安全使用に向け、各種ガイドラインを公開している。2021年4月には「電気用品、ガス用品等製品のIoT化等による安全確保の在り方に関するガイドライン」を公開し、リスク評価や遠隔操作を行う機器分類の考え方、設計や出荷後に配慮すべき事項について取りまとめられた。
ガイドラインには法的拘束力がなく、順守は義務付けではない。SCEAでは、ガイドラインの改訂に合わせ、これに基づいたSマークへの適用に関する運用基準の改正に取り組んでいる。
今年度のSCEAオンラインセミナーでは、IoT家電のリスク対策をテーマに開催を予定している。









