2026.07.27 【家電流通総合特集】コスモスベリーズ・牧野達代表取締役社長 加盟店利益の最大化へ、グループシナジー発揮

 2026年度は、3~6月累計で販売は前年同期間比105%を上回った。「27年問題」でエアコンとLED照明の販売が好調だったが、加盟店の中でも特に地域電器店が同二桁伸長となり、全体をけん引した。

 当社は、加盟店開拓の重点対象である地域電器店のネットワーク(現在1225店)について、今後はさらに積極的な取り組みを推進していく。取り扱い商品の幅も広げており、メーカーの指定価格商品も、当社を通じて販売店認定を取得すれば販売ができる。

 ヤマダホールディングス(HD)グループの強みを生かし、PB(自社ブランド)やSPA(企画・製造・販売)といったオリジナル商品の品揃えも拡大していく。SPA商品はエアコンや冷蔵庫、ドラム式洗濯機、調理家電など大型家電から小型家電までラインアップが充実しており、利益率も高い。ヤマダHDがSPA専用カタログを制作し訴求してきたことで、加盟店における販売額は前年から120%以上伸びている。

 業界では中東情勢の影響で部材調達に不安定さが出ているが、ヤマダHDグループではスケールメリットを生かし、調達できる。エアコンをはじめ各種工事部材も、家電と同様に専用システムから発注可能となり、利用率も高まっている。

 ヤマダHDグループが取り扱うリユース家電の展開も今年の3月から本格的に始まった。群馬県と山口県にあるリユース家電工場を実際に加盟店に見学してもらい、品質管理を徹底したリユース現場を確認いただいた。

 加盟店からは、ヤマダHDグループを通じたリユース家電の調達は、利益面でのメリットが大きく、高く評価されている。プラスアルファの需要を獲得できる商材として、今後はリユースパソコン(PC)も取り扱っていきたい。

 ヤマダウェブコムと連携した「最短即日発送システム」の利用も増えている。PCだけでなくスマホやiPadで24時間/365日注文可能で、在庫があれば最短で即日出荷でき、客先納品にも対応する。配送・設置を当システム発注に任せることで営業に専念できるため、販売を伸ばすこともできる。

 利用率は毎月2桁以上伸びている。配送・設置・工事のスタッフも、接客や業務の品質が高く、客先納品の場合でも不安はない。客先納品を利用する加盟店は、設置後にきちんとアフターサービスを行うことで、継続的な関係性を構築することができる。

 また、特に電器店以外の加盟店に有効活用してほしいのが、家電の基礎や家電リサイクル法、工事などに関する知識を学べるeラーニングだ。1人当たり2000円から5000円程度の受講料で様々な受講メニューが用意されており、加盟店のスタッフ教育を後押ししている。今年秋以降、メニューをさらに拡充して本格展開する計画だが、営業や顧客対応に活用できるさまざまな知識・ノウハウをいつでも学ぶことができる。

 eラーニングだけでなく、メーカーの協力を得てリアルの商品研修会の開催にも力を入れている。8月にはタイガー魔法瓶の本社で加盟店のオーナーの奥さまや女性従業員の方々を招いた「レディースサミット」を開催する。商品研修の後には懇親会を開き、取り組みや商売での経験の共有なども行う。当社は、加盟店のさらなる成長を支援し、加盟によるメリットを最大限に引き出す取り組みを今後も強化していく。