2026.08.21 アイリスオーヤマ、防災ワークショップ開催 感震ブレーカーの導入促進へ
ワークショップでは感震ブレーカーの実演が行われた
アイリスオーヤマは20日、災害対策の重要性を伝えるメディア向け防災ワークショップを開催した。地震を感知して電気を遮断する新製品「感震ブレーカー(ブレーカー遮断型)」を発売することも発表。同社が参画している世界初の産学官金民連携による防災共創コンソーシアム「Xross Innovation BOSAI(クロス・イノベーション・ボウサイ)」も参加し、取り組みを紹介した。
同社は、今後発生が懸念される巨大地震に伴う災害リスクに加え、感震ブレーカーの普及率が5.2%であることや首都直下地震緊急対策区域が約20%であることを紹介。設置率が低い理由として認知度の低さや値段の高さなどを挙げ、設置しやすい仕組みづくりや普及活動の重要性を訴えた。
新製品はアース付きコンセントを差し込むだけで使用できる「感震ブレーカー(ブレーカー遮断型)」で、Xross Innovation BOSAIとの連携から着想を得て開発。一般的な感震ブレーカーは正しく作動させるため水平に設置しなければならないが、電源を入れた後に自動で重力方向を測定する「自動傾き補正機能」を搭載し、導入しやすくした。
前後・左右・上下の揺れを測定する3軸加速度センサーを搭載し、震度5強以上で分電盤の主幹漏電ブレーカーに疑似漏電を発生させて強制的に遮断。遮断動作は4通りで、木造住宅密集市街地など設置環境に合わせて設定でき、設定した震度の揺れが0.3秒以上や震度4以上の揺れが3秒以上継続する場合に作動する。
地震発生時だけでなく、停電後に地震が起きたときや、地震で家が傾いたときも自動で遮断する。電気が復旧しても、火災の可能性を考慮して5秒後に主幹ブレーカーを遮断。火災予防を最優先に考えるユーザーに訴求する。
21日から全国のホームセンターやEC(電子商取引)サイトなどで順次発売。市場想定価格は税込み6600円。
防災共創コンソーシアム「Xross Innovation BOSAI」も参加
Xross Innovation BOSAI事業は減災目標達成に向けた行動計画である「仙台市震災対策アクションプラン」に基づく取り組み。2028年3月末までに、仙台市で甚大な被害が予測される地域へ感震ブレーカーの設置率30%以上、火災発生防止行動の認知率90%以上の達成を目標に掲げる。
アイリスオーヤマは防災・減災への啓蒙活動の推進や商品の開発、Xross Innovation BOSAIは地震災害による死者数・焼失棟数の削減などに取り組んでいく。









