2026.08.31 【JASIS 2026特集】日本電子 半導体・ライフ中心に多様なアプリケーション紹介 

発売した「JCM-7000Plus NeoScope」

 理科学・計測機器メーカーの日本電子(JEOL)は、汎用装置からハイエンド装置まで幅広いラインアップを紹介するとともに、市場成長が見込まれる半導体とライフサイエンスを中心に多彩な分野別のアプリケーションを提案する。

 ブースでは両分野以外にも、電池や環境、食品、高分子など、同社の強みを生かした多様なアプリケーションをアピールする。さらに、電子顕微鏡や質量分析計の新製品を展示。デモンストレーションやセミナーを通じ、各製品の特長や活用事例を説明する。また、シェアリングやサブスクリプション、レンタルといった各種サービスも紹介する。

 見どころとなる新製品の一つが、卓上走査電子顕微鏡「JCM-7000Plus NeoScope」だ。9月に販売を開始する。

 卓上走査電子顕微鏡は、電機・電子や自動車・機械、鉄鋼・金属、化学・薬品分野などで活用が広がる一方、品質管理や製造現場、教育分野でも導入が進んでいる。ユーザーからは、さらなる作業効率の向上と操作の簡便化、自動化、高性能化へのニーズが高まっている。同社はこうした要請に踏まえ、今回の新製品を開発した。

 新製品は、加速電圧を20kVまで拡大し、分解能を向上させた。得られる画像は二次電子像で6nm、反射電子像で8nm。反射電子検出器を改良し、像質を高めたという。

 加えて、シンプルで使いやすいというニーズを重視し、直感的に操作できる「GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)」を引き継ぎながら、自動化の機能「Neo Action」を追加した。

 これにより、観察・分析業務の効率化に貢献する。新たに粒子のサイズや個数を自動計測する「Live Particle」や、データ取得からレポート作成までを効率化する「Live Report」も搭載した。

 同社は、半導体とライフサイエンスを重点領域と位置付け、一段の事業成長を目指している。