2026.08.31 【JASIS 2026特集】リガク 先端分野向け分析技術と自動化ラボ対応技術を提案

ナノスケールX線顕微鏡「CT Lab HR160」

 リガクは、今年創立75周年を迎える。「視るチカラで、世界を変える」というブランドメッセージを掲げ、培ってきた技術を基盤に、将来を見据えたソリューションの展示を行う。ブースでは、研究開発から量産・品質管理までを包括する「Lab to Fab」構想に基づいた電池、電子デバイス、医薬品といった産業分野ごとのソリューションを紹介するとともに、分析手法別に分かれた展示を行う。来場者が課題解決の糸口を直感的に見つけられる設計となっている。

 今年は、多数の新製品を初出展する。大きな目玉の一つが、ナノスケールX線顕微鏡「CT Lab HR160」だ。高分解能に加えて、160kVの高電圧励起により、X線が透過しにくい高密度材料を含む積層セラミックコンデンサー(MLCC)のような試料を切断せずに内部の積層構造を観察でき、全固体電池材料などの非破壊分析にも活用できる。

 昨年参考出展した微小部蛍光X線分析装置「Qualana」も、正式に販売を開始することになった。この装置では、電子デバイスや電池材料における歩留まり改善や故障解析に関するソリューションを提供する。

 昨今、AI(人工知能)を活用した自動・自律化実験へのニーズが高まっている。これまで産業分野の品質管理向け自動分析で好評を得てきたX線回折装置「MiniFlex XpC」をリニューアル。実験机に設置できるデスクトップ機としても利用可能となり、Pythonスクリプトなどに対応した「LabLinc Studio」を中心に、自動化やデータ連携を実現する環境を提案する。

 出展社セミナーでは、最新の分析事例を紹介する。ブース内には、セミナー、分析相談、保守・メンテナンスの各コーナーを設け、分析専門家から初級ユーザーまで幅広く対応。来場者が未来の分析現場を体感できる展示となっており、研究開発から品質管理まで幅広い課題解決を提案する。