2026.09.28 【関西地区特集 関西エレクトロニクス産業】ニチコン エネルギーの有効利用を推進
トライブリッド蓄電システム「ESS-T5/T6シリーズ」
ニチコンは、くらしの中のエネルギーパフォーマンスを高めるという新しい価値提案と市場の創造を目指し、2事業を展開。成長市場向けに製品を導入し、エネルギーの有効利用を推進している。
コンデンサー事業では、AI(人工知能)サーバー電源向け450~500V対応の長L形アルミ電解コンデンサーを開発した。サーバーラックの高さ制約に対応するため、製品長さを伸ばし、高倍率の新陽極箔の採用とスリット・加締・巻回・含浸といった製造技術の高度化で、従来比20%以上の高容量化を実現した。
高性能プロセッシング・ユニット向け電源回路向けでは高さ2mm以下、低ESRを実現した積層形導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサー「KBAシリーズ」を5月から量産。薄膜素子を積層した構造により低背化を実現しつつ、低ESR(4.5mΩ)と高容量を両立した。
NECST事業は、製品だけでなく、環境価値サービスなどを提供。太陽光発電・蓄電池・EV(電気自動車)の三つのエネルギーを高効率に制御するシステム「トライブリッド蓄電システムESS-T5/T6シリーズ」は、発電した電力を蓄電池やEVにも充電する。
太陽光発電で発電した電力をEV・PHEVに充電し、その電力を家庭へ給電できるV2Hシステム「EVパワー・ステーションVSG3シリーズ」は、本体と操作部をセパレート化することで設置自由度を高めた。
発展型太陽光パワーコンディショナー「ES-E1」は、昼間の電力を太陽光で賄い、蓄電池ユニットを追加すればハイブリッド蓄電システムとして夜間の電力活用や停電時の備えに対応する。
太陽光発電、家庭用蓄電システムを導入し、ニチコンオーナーズ倶楽部と見守りサービスに加入しているユーザーを対象に、二酸化炭素( CO₂)削減量を環境価値として集約し、売買した価値をユーザーに還元する環境価値サービスを5月から開始した。








