2026.09.28 【関西地区特集 関西エレクトロニクス産業】岡本無線電機 4事業で提案力を強化

岡本無線電機の本社ビル

 岡本無線電機は「エレクトロニクスで未来を拓ひらく企画・開発パートナーとして市場に確固たる地位を築く」をビジョンとし、電子部品、企画・開発など四つの事業セグメントで活動を強化している。顧客との接点を強化するため、ECサイトなどネット対応にも積極的に取り組んでいる。

 同社は昨年4月に「2030年のあるべき姿」を策定。その目標として今回のビジョンを作った。ビジョン達成に向けて電子部品、企画・開発、EMSコーディネート、設備の四つの事業セグメント別の取り組みを始めた。特に企画・開発ではソフトウエアの設計・開発を担うASICデザインセンターと連携。企画・開発段階で顧客に寄り添い「実現したいこと」へのお役立ちを提供することを目指している。

 同社ではAutomotive、Environment、Medical、Robotを成長4分野と位置付け、ロボット関連の取り組みが全社で浸透。製造ライン向けなど自動化ニーズで需要が高まっているという。岡本崇義社長は「四つの分野でもロボットは順調に推移している。フィジカルAI(人工知能)の登場でロボットの提案幅がさらに広まる」という。

 国内メーカーを中心に展開する通販サイト「E-JUNCTION」を昨年刷新。現在24万点の取り扱いがあり、国内外から問い合わせが増えており、AI検索でもサイトにつながる仕組みも検討する。

 サイトは一昨年12月に、インデックスプロ社の「indexPro Award 2025」で「代理店・取扱店部門賞」を4年連続で受賞。幅広い取り扱いメーカーと全国ネットワークを武器に5年連続での受賞を目指す。

 足元の状況は、4月から部品、半導体需要の高まりで順調に推移している。製造装置向けなど全分野で持続的な伸びを示しており、実績は前年を上回っている。

 岡本社長は「仕入れ価格の改定など現場ではやるべきことが増えている。業務効率化にも配慮しながら取り組みたい」と語った。