2020.08.21 8K、次世代ゲーム機に対応デノンが7.2chAVアンプを投入
7.2chAVアンプ「AVR-X2700H」
デノンは、オーディオ/ビジュアルの次世代規格への対応を進めた7.2chAVアンプ「AVR-X2700H」を9月中旬から発売する。税別価格は9万円。
AVR-X2700Hは、8K映像信号のパススルーに対応。HDR(ハイダイナミックレンジ)についても従来のHDR10、Dolby Vision、HLGに加え、HDR10+、Dynamic HDRに対応。テレビからのマルチチャンネルリニアPCM信号やDolby Atmos、DTS:Xなどのイマーシブオーディオ信号の入力を可能にするeARC、ゲーミング&VR体験を革新するALLM、VRR、QMS、QFTなどの最新機能もサポートしている。
HDMI端子は6入力/2出力を装備。そのうち1入力(HDMI6)、2出力(モニター1/2)が8K/60pと4K/120pのパススルーに対応している。全端子がデジタル映像コンテンツの著作権保護技術「HDCP2.3」、そして従来のHD映像の2倍以上の広色域表現を可能にする「BT・2020」のパススルーに対応している。
サウンドクオリティについても、上級機と同様にカスタムメードの高音質パーツやデノン独自の回路設計技術を用い、定評のサウンドをさらに高いレベルに引き上げた。
立体音響空間の再現性や自然な音の移動感を最大限に高めるために、パワーアンプに全チャンネル同一のディスクリート構成を採用し、チャンネルごとの音質差を排除している。最大出力185Wの7chパワーアンプによって、通常の5.1chシステムに一組のサラウンドバック、またはハイトスピーカを加えたシステムを構築できる。
ネットワークオーディオ機能にはHEOSテクノロジーを搭載しており、「Denon Home150」「同250」などのHEOS Built-inスピーカをシステムに追加すれば、ワイヤレス・マルチルーム環境を簡単に構築することができる。
スマートフォン、タブレットでAVアンプの操作と設定ができる「Denon 2016 AVR Remote」にも対応。Wi-Fiは2.4/5ギガヘルツのデュアルバンド、MIMOおよびIEEE802・11a/b/g/nに対応、高速かつ安定した通信が可能。FM/AMチューナも搭載して、FM補完放送「ワイドFM」にも対応している。
誰でも簡単に初期設定ができるようにガイドする「セットアップアシスタント」や、日本語GUIもアップデートし、使いやすさに磨きをかけている。