2020.09.04 リファレンスクラス初のプリメインアンプパナソニック「テクニクス」が開発

史上初のリファレンスクラスSU-R1000プリメインアンプ

 パナソニックは、テクニクスブランドの新製品として、リファレンスクラス初となるプリメインアンプ「SU-R1000」を海外で発表した。

 LAPCやJENOなどのデジタルアンプの利点を最大化する独自のテクノロジーに加えて、ADCT(アクティブ・ディストーション・キャンセリング・テクノロジー)を新たに開発した。ADCTは、スピーカの逆起電力と電源電圧の降下によってパワーステージで発生する歪みを排除することにより、音質のさらなる充実を実現する。

 新しいスイッチング電源システムであるAdvanced Speed Silent Power Supplyにより、S/N比の向上に成功した。さらに回路ブロックごとに独立した四つの電源ユニットを搭載することで、優れたセパレーションとダイナミックなサウンド再生を実現している。パワーデバイスには低抵抗のGaN(窒化ガリウム)が組み込まれている。

 アナログレコードの愛好家はまだ多く、テクニクスにとって重要な市場セグメントを形成している。SU-R1000には、デジタルテクノロジーを使用して正確なイコライザカーブを実現しており、カートリッジのクロストークを改善した。カートリッジとフォノイコライザのマッチングによって決定される周波数特性を高めることで、高音質を実現するインテリジェントフォノEQが搭載されている。