2020.09.04 大阪大が低耐熱基板に 酸化チタンのナノ構造多孔質を成膜歯のホワイトニングコートへの応用目指す

 大阪大学産業科学研究所・菅原徹准教授の研究グループは、プラスチックなど低耐熱基板へセラミックスナノ多孔質薄膜を直接コーティングする技術を用いて、ナノ多孔質の光散乱特性を利用した歯のホワイトニングコートへの応用を目指す。酸化チタンは光触媒活性を持つ材料であり、新型コロナウイルスや微生物の除菌・滅菌効果が期待できる。

 研究グループは、「塗る」「漬ける」ことができる溶液技術を駆使して、プラスチックなど低耐熱基板へセラミックスナノ多...  (つづく)