2020.09.09 マランツが「6000」シリーズ刷新CDプレヤーとアンプの新製品発売
CDプレヤー「CD6007」(上)とプリメインアンプ「PM6007」
マランツは、6000シリーズの新モデルとして、CDプレヤー「CD6007」、プリメインアンプ「PM6007」を今月中旬に発売する。税別価格はCD6007が5万円、PM6007が6万4000円。
CD6007は、D/Aコンバータを刷新し、上位モデルでも採用実績のある旭化成エレクトロニクス製「AK4490EQ」を採用。新たにデジタルフィルタ切り替え機能を搭載し、再生する楽曲や好みに合わせてフィルタ1(スローロールオフ)と、フィルタ2(シャープロールオフ)を切り替えられる。
フロントUSB-A入力が大きくグレードアップし、5.6メガヘルツのDSDや最大192キロヘルツ/24ビットのハイレゾファイルの再生に対応した。
マランツ独自の高速アンプモジュールHDAMとHDAM-SA2によるアナログ出力回路には、金属皮膜抵抗や精密メルフ抵抗、低ESR導電性高分子コンデンサなど高品位なパーツを新たに採用して音質を磨き上げている。
アナログ回路用の電源回路には新開発のエルナー製カスタム・ブロックコンデンサを投入。さらに定電流回路を追加することで電源ラインのノイズを大幅に低減した。
PM6007は、HDAM-SA2とHDAM-SA3を用いたフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を搭載している。広く、澄み切ったサウンドステージを再現するために、マランツが長年にわたって磨き上げてきた高速、低歪かつ安定度の高い、非常に優れた増幅回路だ。
温度変化に伴うアイドリング電流の変動を抑え、動作の安定性を改善した。また、CD6007と同様にハイレゾ対応デジタル入力部のD/Aコンバータに「AK4490EQ」を採用。デジタルフィルタ切り替え機能も搭載した。
デジタル入力は、同軸1系統、光2系統の計3入力を装備。最大192キロヘルツ/24ビットのPCM入力に対応している。デジタル入力回路はアナログ回路に影響を与えないように専用のシールドボックスに封入。デジタル回路の電源ラインには導電性ポリマーコンデンサを用い、高周波ノイズを低減している。