2020.09.25 【九州・山口産業特集】創ネットロボットの除菌サービスを提案
小口 社長
創ネット(福岡市博多区、小口幸士社長)は、感染症対策が重要な社会課題となっている中で、自律走行型UV除菌ロボット「UVD ROBOTS」による除菌サービスを積極的に提案している。
「UVD ROBOTS」は、デンマークのロボットメーカーの製品。紫外線C波(UV-C)で細菌・ウイルスのDNA・RNA構造を破壊し、不活性化することで除菌を行う。25平方メートルを約10分と短時間で除菌が可能。飲食店やオフィス、店舗などで、化学薬品を使わずに感染リスクの低減と運用コストの低減が期待できる。
小型産業ロボットの導入支援を行っているICS SAKABE(北九州市小倉北区)の「九州UVDROBOTSセンター」で、導入前にトレーニングも可能だ。
創ネットは幅広い分野のオートメーションを手がけることを強みに、定期開催の無料セミナーをはじめ、HPやメールマガジンなど、ユーザーへの情報発信が活発だ。
コロナ禍で直接の提案活動が制限されたことでメルマガの本数も増やし、各メーカーの支店などと一緒にコンテンツをつくっている「地域のミカタ」が加わった。さらに、メルマガを発行する中で新たにキャラクターが生まれ、福岡のご当地ヒーローを参考に、創ネットの〝ソウ〟をとって「SOゲンジャーズ」と名付けた。
Sは安心・安全(Safety)、Oは操作性(Operating)、Nはネットワーク、Eはエコロジー、Tはテクノロジーと、それぞれ社名とともに基本理念を表し、HPやメールマガジンで活躍している。
メルマガでは社員が動画で商品を紹介する「SouTube」が好評で、顧客の動画作成をサポートするサービスも考えている。小口社長は「新しくやるなら面白いことを」と、従来の事業をベースに、プラスアルファのサービスで顧客のニーズに応えていく。