演歌歌手の田川寿美が26日、東京・世田谷区の豪徳寺で新曲「楓（かえで）」のヒット祈願を行った。

　1年8カ月ぶりとなる今回の新曲は、6月に発売される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、3カ月遅れでリリースされた。

　招き猫発祥の地と言われている豪徳寺の招福殿でヒット祈願を行い、「ヒット祈願は毎回、気が引き締まる思い。ようやくこの歌が発売になって、これまで以上に大ヒットさせたいなという気持ちが強い」と田川。「コロナによってリセットされ、新しい命になったような気がする。人としての心や、自分らしさを見つめ直すいい機会になった」と話す。

　同曲について田川は、「自分の心と重なり合える歌に久しぶりに出合えたので、これからどのように変化して広がっていくのかが楽しみ」と笑顔を見せた。

　田川は、来年30周年を迎える。「違った景色を見てみたい。いままでのファンの方々はもちろん大切にしながらも同世代の人たちに響くような何かが持てたらいい。前向きにトライしていきたい」と力を込めた。