2020.09.29 キオクシアが上場延期米のファーウェイ規制など先行き不透明で

 キオクシアホールディンクス(旧東芝メモリ)は28日、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を延期すると発表した。主要顧客の1社である中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)への米国政府による規制強化などで、先行き不透明感が強まったことが背景にある。

 キオクシアはスマートフォンなどの記憶媒体であるNAND型フラッシュメモリー世界2位。上場すれば時価総額は1兆5千億円を超え、今年最大の新規株式公開となるはずだった。  (つづく)