創立70周年を謹んでお祝い申し上げます。貴社の今までのご功績に敬意を表すとともに、今後のさらなるご発展とご隆盛を祈念いたします。弊社も創立72周年を迎えました。時を同じくして創立されたことにご縁を感じます。

　弊社の社史をめくってみますと、昭和25年は弊社が個人事業の会社から資本金30万円の株式会社組織となった年で、ようやく家電メーカー各社から一般家庭向けの電化製品が発表され、市場に登場するようになった年に当たります。

　貴社は家電製品の草創期に合わせて設立されましたので、貴社報道の歴史は、まさに家電製品の導入・普及の歴史そのものだといえます。

　電機業界の今日までの経緯をつぶさに見てこられ、記事にされたその一つ一つが家電業界変革の証言であり、電機業界にとっては非常に貴重な資料であると考えています。当社の社史を制作する際にも有益な情報として参考にさせていただきました。

　貴社は、昭和25年5月に電波新聞を創刊され、その後、電機業界唯一の日刊紙としての地位を築き上げてこられました。私が入社した昭和54年も貴紙を目にする機会が多くありました。

　さらには数多くの月刊誌から資格取得のマニュアル本まで発刊され、広く電子工業の発展をビジネスと技術の両面から紙面を通じて補完され、電機業界の発展に貢献されてきました。

　弊社においても、家電販売店の動向や取引先の情報が掲載されるため、貴社の発行される各種情報紙を貴重な情報源として活用しています。

　併せて、弊社の新店オープンの度に、詳しく記事にして紹介していただいておりますが、貴社から取材を受けることにより、店のモチベーションも高まります。

　弊社としても新規オープン時のエネルギーの源泉として役立てさせてもらっています。本当にありがとうございます。

　今後とも、専門的な分析とともに業界ニュースを届けていただけるものと期待しております。また、貴紙が一般の人の目に触れる機会が増え、より多くの情報が直接消費者に届くようになることを切に願います。