2020.09.30 【電波新聞70周年特集】マキノデンキ・牧野伸彦会長業界の羅針盤として導いてほしい

牧野 会長

 パナソニックの温水洗浄便座は、私が痔(じ)で困っていた1980年に発売され一番に自宅に設置しました。これは凄いと思って販売を続けていたものの10年たっても普及率は0.8%でした。

 「一度思いっ切り取り組んでほしい」と事業部からお願いされたのが89年の秋でした。翌年1-2月で販売をスタートしやっとの思いで103台、その後、毎年のキャンペーンで今年31回となりました。

 直近の12年間は毎年200台を超える成果で合計5871台を達成しました。当初から貴紙に大きく紙面を割いて紹介いただき、トワレのマキノとして全国のご販売店さまからお声を頂くようになりました。

 87年秋に電波新聞杯という親睦ゴルフ会に参加したことも思い出です。同年は私が京都府電機商業組合の宇治支部長に推挙された年です。

 ゴルフ経験2年半ながらお声がかかり参加しました。当時のナショナル電機販売社長の故岩崎四郎氏など京都の業界人、組合幹部が出席しました。

 表彰式には創業者の故平山秀雄氏が駆けつけてくださり、運良く入賞した私に商品を手渡し握手して下さいました。まだ駆け出しだった私にはすごい会があるものだと感じたことが、懐かしいです。

 創立70周年を迎え、新しい変革の時代に若き柔軟なお考えの平山勉社長を先頭に、今後も公平で公正な業界の羅針盤として私たちを導いてくださることを切に願います。