2020.09.30 【電波新聞70周年特集】セブンプラザ・山口貞利会長他店の良いと思う部分を取り入れ

山口 会長

 1967年に、勤めていた会社の電器部門から独立して「山口電器」を設立しました。当時は家電業界全体が繁盛しており、電器関係に携わるなら自分で経営したいと思い、独立を決心しました。

 81年に、100%外販の経営スタイルから、店売りに転換し、店名も「セブンプラザ・ヤマグチ」に変更しました。今後の電器店は店売りが主流になると考えたことと、2人の息子(現在の誠社長と聡専務)の将来を思っての判断でした。

 店売りにしたことで、同じ経営方針を持った電器店が集まり、88年にチェーンを結成しました。結成には1年以上かかり、当初は4店でしたが、加盟店が口コミで評判を広めてくれたおかげで、規模が徐々に拡大し、現在は61店となりました。

 山口電器時代から、経営には情報収集が欠かせないと考え、電波新聞を購読していました。他店の経営スタンスなどを知り、良いと思った部分を取り入れることができました。現在に至るまで、毎朝電波新聞を読むことが日課になっています。

 今後も電器店のためになる新聞を作ってほしいと思います。そのためには、商品の販売台数や売上げだけでなく、その実績が従業員にどれだけ還元されるか、など様々な視点での記事に期待しています。