2020.10.19 西東京DC2号棟、30日に竣工キヤノンMJグループ

西東京データセンター2号棟

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、「西東京データセンター2号棟」(東京都西東京市)を今月30日に竣工する。同センターは、キヤノンの顔認識技術を使用した入退室認証システムを採用するなど、高性能なファシリティとともに、一段とセキュリティの強化を図っている。

 クラウドやIoT、AI(人工知能)などの技術革新を背景にしたデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)を背景に、データセンターは建物や設備、セキュリティ、運用品質等の各要素で、従来以上に高度な水準が求められている。

 安定した地盤に立地する2号棟は、こうしたニーズに応えるもので、2880ラックの設置が可能なスペースと25MVAの受電容量に加え、高性能なファシリティと厳重なセキュリティを備える。

 また、長年のデータセンター運営で蓄積した知見・ノウハウを基に「M&O認証」を取得しており、第三者機関が証明するグローバル基準の運営品質を提供する。

 さらに、入退室認証システムにキヤノンの顔認識技術を採用し、認証にかかる時間を短縮するとともに、センターの安全性を防疫面からも高めている。

 現在、キヤノンMJグループでは、西東京データセンターを中心とするITインフラサービス事業としてクラウドサービス「SOLTAGE」、外部クラウドサービスと組み合わせたハイブリッドクラウド環境など、お客のニーズに応えた最適なインフラ基盤を提供している。

 データセンターの運用面では、米国の民間団体Uptime Instituteが定めている運営品質に関するグローバル基準のM&O認証を国内で2社目に取得。このほか、ISO2000をはじめ高品質を保証する第三者の認定を数多く取得している。

 2号棟は、延べ面積17107平方メートル、地下2階-地上3階。