2020.10.19 新型コロナウイルスに不活化効果マクセルのオゾン水生成器の低濃度オゾン水

▶画像ギャラリーへ

 マクセルは、奈良県立医科大学(微生物感染症学講座=矢野寿一教授、中野竜一准教授)との共同研究により、マクセル製業務用オゾン水生成器「オゾネオアクア ウォーターミックス(MXZW-WM100J)」で生成された低濃度のオゾン水において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を確認した。

 同研究は、同機器の製品実機を使用し、蛇口直結のノズルで水道水にオゾンガスを吹き込むことによって生成された約0.2ミリグラム/リットルの低濃度のオゾン水が、新型コロナウイルスを不活化する効果を確認した。

 なお、同研究における試験と効果の確認は、バイオセーフティレベル3(BSL3)の実験施設内において適切な病原体封じ込め措置のもとに実施したものであり、同機器の実使用環境における効果を示すものではないという。

 同社は、15年に除菌消臭機器市場に参入して以来、第三者機関や大学・研究機関との共同研究などによる製品の効果の検証を行っており、ユーザーに安心して機器を使用してもらうため、エビデンスの確立とその開示に力を注ぐ。同研究もその一環として位置付けられている。

 また、マクセルはMBTコンソーシアム(細井裕司理事長)の会員でもあり、同研究の成果をコンソーシアムの設立趣意である「医学を基礎とするまちづくり」に沿った製品の開発や、サービスの提供に生かしていく考えだ。