2020.10.19 あいプラザ むらお(広島市佐伯区)がN&Eハウスにオープンセール目標超える好スタート

右からLE中四国社の植村社長、村尾社長、弘子夫人

オープンセールの店頭オープンセールの店頭

 【広島】ネットワーク&エコ(N&E)ハウスのあいプラザむらお(広島市佐伯区)が9日にオープンした。オープン日から3日間はオープンセール「暮らし快適フェア」を開催し、売上げ目標の600万円を大幅に上回る756万円(目標比126%)を達成し、上々のスタートを切っている。

 同店は創業45周年を迎えるに当たり、昨年11月に店舗を建て替えリニューアルオープンした。今回は、N&Eハウスとして新たなスタートを切った。

 同店は村尾道博社長と弘子夫人、パート社員の3人が切り盛りする。サービス会社出身の村尾社長が高い技術力で、家電商品の修理と増改築工事を担当。弘子夫人が家電販売を担当している。

 今回のオープンに際し、オープン予告チラシ300枚の配布を計画。実際には350枚を配布した。チラシの配布はウィズコロナの中、一人でも多くのお客に来店してもらえるよう来場確約を取りながら、弘子夫人が一軒一軒訪問して手配りしたことが成果につながった。来場世帯数は65世帯。来場率は19%だった。

 オープンセールのイベントとして、店頭でコインをコップに入れて商品がもらえる「トレビの泉」や、人気キャラクタ抽選会、飲食コーナーなどが人気を集めていた。村尾社長は「創業45年というと重みを感じる。オープンセールでは販売会社、関連会社スタッフのお手伝いが頂けて大変助かった」と話している。

 オープンセールの主な成約商品は、テレビは5台の目標に対し7台の実績。このうち4Kテレビは4台の目標に対し6台の実績だった。洗濯機は3台の目標に対し、6台の実績。このうちドラム洗は1台の目標に対し2台と、目標を上回っている。エアコンは5台が目標で、実績は6台。目標通りだったのは炊飯器3台とエコキュート3台。目標にわずかに届かなかったのは、掃除機が10台目標に対し8台。冷蔵庫の目標は3台に対し2台だった。

 補聴器認定店で「聞こえ相談会」を定期的に実施している。今回のセールでは1台の実績だった。本来は増改築に強い同店はリフォームの売上げが多いが、今回は実績につながらなかった。

 同店はJR五日市駅に近い住宅地に立地。パナソニックコンシューマーマーケティングLE中四国社の植村敬太社長は「多くの市民に愛されている店。これまでも、そしてこれからも数多く情報発信を継続していただきたい」とエールを送っている。

ウィズコロナ時代の増客活動

パナソニックLE中四国社 植村敬太社長

 広島県で45番目のN&Eハウス、「あいプラザむらお」のオープンセレモニーに出席したパナソニックコンシューマーマーケティングLE中四国社の植村敬太社長に、ウィズコロナ時代の増客活動について聞いた。

 今の時代はツールとしてTwitterや、LINEで情報発信することが必要だ。オープンセールなども、顧客と非接触のネットで案内できる。

 例えば今回のオープンにしても、五日市に住んでいるお年寄りに「近くに電器屋さんがある」と気づいてもらうことが大切。ホームページ(HP)があるからこそ「45年の歴史が刻まれたお店」であることが認知される。

 全国的にもまだまだIT化が進んでおらず、デジタルマーケティングの一つとして、SNSやHPの開設すらできていない店が多い。

 昭和の時代は「招待状を何千世帯に配布した」ということが一つの美学として成り立ったが、過去の成功体験だけではなく、アプローチを変えることも必要だ。

 「これまで」の取り組みも大切だが、「これから」も継続発展するためには、これまでの取り組みに新たなアプローチも必要になる。