2020.11.02 コニカミノルタ、KDDI、NEC オープンラボ開設5G技術で新規ビジネス共創
コニカミノルタのInnovation Garden OSAKA Center
コニカミノルタ、KDDI、NECの3社は、大阪府高槻市のコニカミノルタ「Innovation Garden OSAKA Center」内にau 5G基地局を設置した。また、ローカル5Gの免許取得を行い、5G技術を活用した新規ビジネス共創が目的の「ハイブリッドの5Gオープンラボ」を6日から開設する。
5Gオープンラボでは、日本でもまれなキャリア5Gとローカル5Gのハイブリッド開発環境を備え、パートナーとの共創を一層深めながら新たな製品やサービスを生み出して、社会価値を創造していく。
一般的なオフィス環境や工場などの製造現場、屋内外の連携などを想定した5G活用の実証実験を行い、ローカル5Gの優位性の実証など、広く知恵と技術を集めて実用化に向けた共同実験の場としても、今後様々な業界のパートナー企業や大学など研究機関にも提供していく計画。
コニカミノルタでは、独自の「画像IoT/AI技術」を通じ、非接触、リモート、リアルタイムな対応が可能となるソリューションを提供していく。
同社は、写真・カメラ事業で長年培ってきた光学・画像のコア技術にIoTとAI(人工知能)技術を組み合わせた画像IoT/AI技術で、顧客課題を解決する新規事業の創出を進めている。
5G技術をかけ合わせることで実現できる〝高画質動画の高速AI処理〟によって、オフィスや製造現場、医療・介護、農業、エンターテインメントなど様々な分野で、かつてない生産性向上や安心・安全、驚きを新たな価値として提供することを目指す。
KDDIは、同社のアセットとコニカミノルタの画像IoTとを掛け合わせてスマート社会の実現に向けた取り組みを推進する。
NECは、ローカル5Gのネットワーク装置(基地局、コア)を設置してローカル5Gを実際に体感し、検証できる環境を構築。コニカミノルタやコニカミノルタの顧客事業のDX化を支援する。
さらに、AIを中心としたICT技術、5G以外も含めたネットワーク技術とコニカミノルタの画像IoTを活用して、社会課題解決に向けたイノベーションの創出に取り組む。