2020.11.05 リコーがカンパニー制導入来年4月から
リコーは21年4月にカンパニー制を導入する。〝デジタルサービスの会社への事業構造の転換〟を加速し、資本収益性の向上を図る。
事業ドメインごとの五つのビジネスユニットとグループ本社の組織体制に刷新。各ビジネスユニットが開発から生産、販売までの一貫体制を構築し、自律的に事業運営を行う。
本社部門は中長期の戦略立案、資本配分による事業ポートフォリオの再構築、および成長性/資本収益性による厳格な事業管理に重点化し、グループ全体でのROE目標の達成を実現する。
山下良則社長は「激変する事業環境に迅速に対応するため、本来であれば23年度を目安に導入を検討してきたことを前倒しで実施する」と説明。カンパニー制の導入により、これまで取り組んできた「OAメーカーからの脱皮」と「デジタルサービスの会社への事業構造の転換」を加速し、企業価値の最大化を目指す。