2020.11.06 【電波時評】慎重さが求められるデジタル化推進
米国の大統領選挙は、郵便投票を巡り波乱含みだ。GAFAを有し、ITの最先端を走る米国にしては、民主主義の肝心な点で思わぬローテクぶりを露呈した。いろいろ問題点はあるが、最新のIT技術を用いれば、もう少し、迅速に正確な投票集計が可能になるはずだ。
翻ってわが国を見てみると、このコロナ禍で様々な問題点が明らかになり、政府も重い腰を上げてデジタル庁の立ち上げや、はんこの廃止など新政策を出している。しかし、盲点はないのか心配だ。 (つづく)