2020.11.06 細胞を生体に近い構造で培養豊田合成がウレタン微細発泡膜開発

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 豊田合成は、車のハンドルの開発・生産で培ったウレタン材料の知見を活用し、細胞を生体に近い構造で培養できる「ウレタン微細発泡膜」を開発した。新薬開発において動物実験の代替などへの活用が見込まれることから、現在、早期実用化に向けて実証試験を進めている。

 ウレタン微細発泡膜の特徴は、両面に2種類の細胞を培養して「2層の細胞組織」を作製できること。2層を隔てて細胞の混合を防ぐとともに、膜に設けた無数の孔の大きさをマイクロレベルで制御...  (つづく)