2020.11.20 【はんだ総合特集】 ジャパンユニックスはんだ付けロボット拡充

水平多関節型はんだ付けロボットUNIX-HFR

IoT対応モデルなど

 ジャパンユニックスは、IoT対応モデルなど最先端はんだ付けロボットの品ぞろえを充実させるとともに「ソルダリングソリューション」の提案を拡充している。

 はんだ付けロボット管理ソフトウエア「Soldering Manager(ソルダリングマネージャー)」は、はんだ付けロボットの状態を監視し、自動的にデータを収集・保存。保存した稼動データが様々な形で活用できる。

 はんだ付けロボット「UNIX-FR」シリーズの水平多関節型「UNIX-HFR」はIoT時代を見据えて通信ネットワーク機能を強化した。イーサネット通信ポートを搭載し、稼働状況を上位PCやPLCに送信可能。PCソフト「FR Configurator」により、はんだ条件を簡単に編集できるようになった。

 さらに、はんだ送り機構標準送りとCCカットの切り替えが簡単にできる。小手先温度センサーのアナログ信号をデジタル化し、耐ノイズ性能を強化した高精度温度調整ができる。オプションで2連のはんだ送り装置を設置し制御ができる。

 「UNIX-DF」シリーズは、工場内のPCネットワークに接続することで、自動はんだ付けトータル管理サポートソフト「ソルダリングマネージャー」を使用して「見える化」を実現している。

 小型USBカメラで取り込んだ映像と、稼働中の数値情報を自動的に保存が可能。はんだ付け中のデータを対象製品のQRコードに保存し、後の不良解析や変化点などの見直しにも活用できる。

 同社はIPCの日本総合代理店としてIPC規格の普及推進を行っており、IPC規格に準拠した「はんだ付トレーニング」も開講している。