2020.11.26 【ロボット・産業機械用部品特集】スミダコーポレーション各種トランス、チョークなど供給
スミダコーポレーションは、産業用ロボットなど、産業機器向けにパワーデバイスの技術トレンドに沿って、各種トランス、チョークなどを供給する。
電源における小型、高効率、低損失、高耐圧化に向けてパワーデバイスは、シリコーンベースから、GaN、SiCなどへの展開を強めている。同社でもこうしたパワーデバイスに対応したトランス、コイルの新製品開発を加速している。
トランスでは、157CC(55×159×18ミリメートルサイズ)の300W出力小型電源ユニット向けにGaN対応の低背大電力トランスなどを供給する。
また、33.5×30.5×13ミリメートルサイズのPFCチョーク、15.5×18.5×10.5ミリメートルサイズの共振チョーク、22×25.5×18ミリメートルサイズの共振トランスなども生産している。
さらにIGBTのU、V、W相ゲート電源、アナログ用電源、デジタル用電源、インターロック電源などを一つのトランスで供給する多出力トランスなども設計する。
このほか、ロボット向けにはパワーインダクタも柔軟に供給できる体制。小型で大電流対応の製品として、フェライト系パワーインダクタ、メタル系パワーインダクタの両輪で多様化するニーズに対応する。
同社は成長戦略として、自動車、インダストリ、コンシューマの3市場を重点戦略分野としており、中でもインダストリについては、事業規模の拡大に注力している。
インダストリ関連については、これまでのFA、RFID、メディカル/ヘルスケアに加え、新たにIoT関連に注力。インダストリー4.0、ロボット、IoT促進により、様々なモノがインターネットに接続される。その領域の電源、ノイズ対策、通信関連などの領域に技術をアプライしていく。