2020.12.07 プリント配線板需要、回復基調DC、5G関連など拡大に期待

車載向けが立ち上がり、プリント配線板の需要回復の傾向が顕著になってきた

 プリント配線板の需要が回復基調に転じている。これまで自動車やスマートフォン向けなどを主力とする企業の業績が著しく悪化する一方、データセンター(DC)、サーバー、ICパッケージ関連向けのメーカーの業績は健闘するという二極化が表面化。だが、新型コロナウイルス感染症で停滞していた経済活動が再開し、夏ごろから車載用を含め、総体的に月を追って需要が上向いている。基板メーカーは、相次いで絞った生産体制を整備し、21年度3月期の業績を追い込む。

...  (つづく)